関東もようやく梅雨入りいたしました。 例年ですと梅雨明け頃から急激に熱中症による救急搬送数が増加致します。 昨年の夏は全国各地で観測史上最高気温を記録したり、東京都心での猛暑日日数が過去最高となるなど史上最も暑い夏であった、と言っても過言ではない状況であったかと思います。 2023年の夏季を医療・安全衛生の視点の数字で見ますと9万人以上が熱中症にて救急搬送され、1,106人もの方が亡くなっています。 それでは今年の夏の予想は・・・? 昨年と同等かそれ以上に暑くなるという猛暑予想となっております。 従いまして何も対策を行わなければ2023年の夏季と同じ様な状況となってしまうかと思われます。 熱中症による救急要請増加にて救急車の稼働率が100%となると、交通事故や心筋梗塞・脳梗塞などの重大な外傷及び疾患での救急対応にも遅れが生じ、救える命が救えなくなってしまう可能性がございます。 皆さんがご自身を熱中症から守る事で、熱中症による救急要請件数を減らす事が出来れば間接的に人助けにもなります。 ご自身の為にも、みんなの為にも、One for all. All for oneの精神で、今年も熱中症対策をしっかり行って頂けましたらと思います。